派遣で働くメリット・デメリットとは?徹底解説と選択のポイント

公開日:2023/11/15  

働き方の多様化が進む中、派遣社員として働くことを検討している方もいるでしょう。本記事では、派遣社員と正社員の違いに触れたうえで、派遣社員として働くメリット・デメリットを解説します。派遣社員と正社員の違いがよくわからない方やメリットやデメリットが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

派遣社員と正社員の違い

派遣社員と正社員の決定的な違いは、雇用主の違いです。派遣社員の雇用主は派遣会社であり、実際に勤務する会社と雇用契約は締結していません。これに対して、正社員の雇用主は当然ながら勤務する会社です。

雇用主が異なるため、派遣社員への給与の支払いや社会保険の加入、有給休暇の付与などは、勤務する派遣先の会社ではなく、派遣会社の管轄下にあります。

また、雇用契約の違いにより適用される法律も異なり、派遣社員には労働者派遣法が適用されます。労働者派遣法の適用による違いにはさまざまな点がありますが、とくに大きな違いは契約期間の制限です。

正社員は雇用期間を定めずに雇われている労働者ですが、派遣社員は同じ事業所の同じ部署では最大で3年までしか働けないという制限があります。派遣先の会社が気に入ったので働き続けたいと思っても、派遣社員のままで3年以上働き続けることはできません。

派遣社員として働くメリット

派遣社員として働く場合のメリットとしては次の3点が挙げられます。

得意な仕事・やりたい仕事を選べる

派遣社員として働く場合、仕事の内容や勤務日数などをさまざまな条件のなかから選べます。自分が得意な仕事・やりたい仕事を選びやすく、就業日数や就業時間の選択肢も多いため、それぞれの生活スタイルに合わせた仕事に就くことが可能です。

また、派遣社員としての仕事は範囲が限られているため、決められた仕事以外の内容を任せられることは基本的にありません。このため、当初の条件と異なる苦手な仕事や望まない仕事をする必要はなく、もし条件と異なる仕事を任された場合でも、派遣会社に相談することでトラブルの解決を図れます。

また、派遣会社においてビジネス研修やPCに関するスキル研修など、さまざまなスキルアップにつながる教育や研修を受けられます。派遣会社の有する制度によっては、未経験のやりたい仕事についてスキルアップを図ることも可能です。

人間関係に縛られにくい

会社の人間関係において嫌な体験をしたことのある方は、新たに会社に勤めることに大きな不安を抱える場合もあるでしょう。派遣社員として働く場合も人間関係をゼロにできるわけではありませんが、派遣期間が決まっているため、人間関係でトラブルが発生した場合は更新しなければ会社から離れられます。

また、所属する派遣会社に相談すれば、派遣会社が派遣先の会社と交渉し、働きやすい環境になるようサポートしてくれるでしょう。

アルバイトやパートより時給が高い傾向にある

株式会社リクルート ジョブズリサーチセンターの調査によると、2023年度6月度の三大都市圏における派遣スタッフおよびアルバイト・パートの募集時平均時給調査を比較してみると、派遣社員の時給は1,631円、アルバイト・パートの時給は1,158円です。

2020年以降は、派遣社員の時給がアルバイトよりも500円前後高いという状況が継続しています。派遣社員が企業の要望に適った即戦力として仕事を任せられる存在であることが理由であり、この傾向は今後も続くでしょう。

派遣社員として働くデメリット

派遣社員として働きたいのであれば、メリットとともにデメリットも理解しておくことが大切です。派遣社員として働くデメリットとしては、次の2点が挙げられます。

収入が不安定になる

派遣社員として働く場合にまず気をつけておきたい点は、収入が不安定なことです。これは、正社員と比較した場合の大きな違いでもあります。一般的な正社員が月給制であるのに対して、派遣社員は基本的に時給制です。

このため、ゴールデンウィークや年末年始などで休みの多い月は労働時間が短くなるため収入が減少します。安定した月給を得られる正社員と異なり、派遣社員は毎月の収入にある程度変動があるものだと思ったほうがよいでしょう。

また、派遣社員として働く場合、多くは一般派遣と呼ばれる契約期間に定めのある働き方です。労働者派遣法によって3年が経過すると職場の変更を余儀なくされるうえ、そもそも最大の期間である3年まで契約が更新されるのかも約束されたものではありません。

このように、派遣社員は短期的に見ても長期的に見ても、収入が不安定な雇用形態です。派遣社員として働きつつも、よい会社と出会えたときは派遣先の会社との直接雇用に切り替えたいという場合は、紹介予定派遣を選ぶことを検討するとよいでしょう。

責任の大きな仕事は任せてもらえない

派遣社員は、最大で3年間という契約期間の制限があることからも、基本的には一過性の業務などを担当します。このため、必然的に責任の大きな仕事を任せられることは少なく、単純作業や補助的な業務、裁量のない定型的な業務に就く場合が多いでしょう。

このような業務は、業務全体のごく一部であったり、創造性を必要としない業務であったりするため、責任感を持って主体的に働きたい方にとってはデメリットだといえます。

他方で、指示通りに作業し、責任を負うことのない業務をメリットと感じる方もいるでしょう。より責任のあるスケールの大きな仕事をしたい場合は、正社員を目指すことをおすすめします。

まとめ

派遣社員と正社員のいずれかを選ぶ場合のポイントとしては、雇用期間に制限があるか、安定した収入が得られるか、責任の大きな仕事をしたいか、の3点が挙げられます。

さまざまな業務を経験してみたい、ひとつの会社に縛られたくないといった希望をお持ちの方に合った雇用形態といえるでしょう。紹介予定派遣を活用すれば直接雇用に切り替えることも可能なので、職場の雰囲気や業務を体験してから直接雇用に替えたい方にとっても、派遣社員はよい選択肢だといえるのではないでしょうか。

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